【最新版】2024年のエコキュート補助金について知りたい方へ
2023年12月26日
エコキュートを交換するときは、補助金を利用したいと思っている方も多くいるでしょう。
ここでは、2024年のエコキュート補助金について知りたい方へ、エコキュートの国の補助金の概要、エコキュートの国の補助金がもらえる条件、国の補助金がもらえるメーカーのエコキュート、エコキュートの国の補助金の申請方法、エコキュートの国の補助金の申請期限、エコキュートの地方自治体の補助金についてご紹介します。
Contents
エコキュートの国の補助金の概要
エコキュートを交換するときは、補助金が国から支給されます。エコキュートの国の補助金は、2023年に1台当たり5万円支給されましたが、2024年は1台あたり8万円を基本に、性能によって最大13万円が支給されます。
しかし、補助金は全てのエコキュートに支給されるということではありません。まず、エコキュートの国の補助金は、2025年度の⽬標基準値以下のエネルギー消費効率のものについては支給されません。
また、エコキュートの国の補助金は、個人では申請することができません。エコキュートの国の補助金は、「給湯省エネ事業2024」に登録している工事業者や販売業者が申請手続きを行う必要があります。
エコキュートの国の補助金は、このようにいろいろな条件があります。
エコキュートを2024年に交換すると、1台あたり国の補助金が8万円~13万円支給されます。これは、国の「給湯省エネ2024事業」による高効率給湯器の一般家庭への導入支援事業の一環です。この国の「給湯省エネ2024事業」によって、最大13万円安くエコキュートを交換することができます。
ここでは、エコキュートの国の補助金の概要についてご紹介します。
エコキュートの国の補助金額
エコキュートの国の補助金の対象のエコキュートは、2025年度のエネルギー消費効率⽬標基準値を年間給湯保温効率あるいは年間給湯効率がクリアしている製品です。
目標基準値は、ふろ保温機能があるフルオートタイプのエコキュートは年間給湯保温効率、ふろ保温機能がない給湯専用タイプ、オートタイプのエコキュートは年間給湯効率になります。
目標基準値をクリアしているエコキュートに交換すると、8万円の補助金が1台あたり支給されます。
性能の高いエコキュートは補助金がプラスされる
2024年のエコキュートの国の補助金の特徴は、より性能の高いエコキュートに交換すると、8万円から補助金がさらにプラスされることです。そのため、性能の高いエコキュートに交換すると、補助金が8万円以上支給されます。
2025年度のエネルギー消費効率⽬標基準値をクリアしたエコキュートに交換すると、8万円の補助金額になります。しかし、目標基準値以上で、しかも性能の高いエコキュートは、性能によって補助金額が10万円、12万円、13万円とプラスされます。
なお、エコキュートの補助金がプラスされる条件は、次のようになっています。
エコキュートの補助金がプラスされる条件のA要件は、ネットに接続でき、日射量予報や天気予報に連動して昼間に沸き上げする機能が搭載されているエコキュートで、プラスされる補助金額は2万円、補助金のトータル額は10万円です。
エコキュートの補助金がプラスされる条件のB要件は、目標基準値より+0.2以上の性能のエコキュートあるいは「おひさまエコキュート」で、プラスされる補助金額は4万円、補助金のトータル額は12万円です。
A要件とB要件の両方をクリアするエコキュートは、プラスされる補助金額が5万円、補助金のトータル額は13万円です。
目標基準値未満でも「おひさまエコキュート」は補助金が支給される
「おひさまエコキュート」は、2025年度のエネルギー消費効率⽬標基準値未満でも、補助金が支給されます。「おひさまエコキュート」というのは、太陽光発電の余剰電力を利用するエコキュートです。普通のエコキュートは安い電気料金の夜間の電力でお湯を沸かしますが、「おひさまエコキュート」は昼間に太陽光発電の余剰電力でお湯を沸かします。
「おひさまエコキュート」は、2025年度のエネルギー消費効率⽬標基準値未満でも、補助金が支給されます。「おひさまエコキュート」に2024年に交換すると補助金が12万円支給されるため、交換の絶好のタイミングでしょう。
エコキュートの国の補助金がもらえる条件
ここでは、エコキュートの国の補助金がもらえる条件についてご紹介します。
性能要件をクリアしている
国の補助金をもらうためには、交換するエコキュートの性能が補助金の対象になる性能要件をクリアしている必要があります。補助金の対象になるエコキュートの性能要件は、2025年度のエネルギー消費効率⽬標基準値以上の年間給湯保温効率(給湯専用タイプ、オートタイプのときは年間保温効率)であることです。
なお、2025年度のエネルギー消費効率⽬標基準値は、全部で10種類あるために注意しましょう。貯湯タンクの数、貯湯タンクの容量、一般地用、寒冷地用など、目標基準値はエコキュートの種類によって変わるため、交換するときは十分にチェックしましょう。
給湯省エネ事業者に頼む
エコキュートの性能が補助金要件をクリアしていても、エコキュートの交換工事を「給湯省エネ事業2024」に登録した給湯省エネ事業者に頼まないと、補助金が支給されません。というのは、エコキュートの交換で補助金をもらうためには、給湯省エネ事業者が補助金を国に申請する必要があるためです。そのため、給湯省エネ事業者として登録していない工事業者に頼むと、エコキュートの交換工事を行っても補助金を申請することができません。
給湯省エネ事業者に頼まないと、エコキュートの交換で補助金が支給されないために注意する必要があります。なお、リフォームするときは、対象のエコキュートのメーカーが自社で交換工事を行うときも対象になります。
また、「給湯省エネ事業2024」において登録事業者として認定済みのところであれば、補助金の申請を責任をもって代行してくれるでしょう。エコキュートの国の補助金を申請したいときは、「給湯省エネ事業2024」の登録事業者に相談するのがおすすめです。
エコキュートを交換する住宅の所有者等である
エコキュートの交換で国の補助金がもらえるのは、その住宅の所有者等だけです。なお、住宅としては、戸建て、共同住宅のいずれも対象になります。また、所有者等というのは、住宅を所有している個人あるいはその家族、住宅を所有して賃貸に供する個人あるいは法人、賃借人、共同住宅等の管理組合・管理組合法人になります。
そのため、住宅が持ち家のときだけでなく、賃貸の共同住宅のときも、補助金の対象者に所有者等としてなります。
2024年12月31日までにエコキュートを交換する
給湯省エネ事業の対象は、2023年11月2日~2024年12月31日にエコキュートの交換工事を着工したものになっています。なお、予算が上限に達した段階で受付が締め切りになります。そのため、エコキュートの交換をこの期間内に行わないと、国の補助金をもらうことができません。
エコキュートの交換を検討しているときは、早めに「給湯省エネ事業2024」の登録事業者に相談するのがおすすめです。
国の補助金がもらえるメーカーのエコキュート
2024年のエコキュートの国の補助金は、支給される金額が8万円、10万円、12万円、13万円と、いろいろな条件で4つのパターンにわけられます。そのため、A要件とかB要件とか、補助金がいくらもらえるかなどがわからなくて困っている方も多くいるのではないでしょうか。
このようなときは、国の補助金の対象になるエコキュートについて、メーカーのホームページをチェックするのがおすすめです。
例えば、日立の2024年の補助金対象のエコキュートは、次のようなサイトをチェックしてください。
https://kadenfan.hitachi.co.jp/kyutou/hojokin/
また、下記の国の「住宅省エネ2024キャンペーン 補助事業合同お問い合わせ窓口」(https://jutaku-shoene2024.mlit.go.jp/contact/)に問い合わせしましょう。
0570-055-224(ナビダイヤル)
03-6625-2874(IP電話などからの問い合わせ)
エコキュートの国の補助金の申請方法
エコキュートの交換で国の補助金をもらうためには申請する必要がありますが、個人では申請手続きを行うことができません。エコキュートの国の補助金の申請は、「給湯省エネ事業2024」に登録している工事業者が代行して行います。そのため、エコキュートの国の補助金を利用したいときは、「給湯省エネ事業2024」に登録している工事業者に頼みましょう。
「給湯省エネ事業2024」に登録している工事業者は、経産省事業キャンペーンサイト(https://jutaku-shoene2024.mlit.go.jp/search-for-manufacturer/)上で公開されています。エコキュートの国の補助金の申請についてわからないことなどがあるときは、「給湯省エネ事業2024」に登録している工事業者に相談してください。
エコキュートの国の補助金の申請期限
エコキュートの国の補助金の申請期限は、工事を2023年11月2日~2024年12月31日に着工したものが対象になります。なお、工事を請負契約以前に着手したときは、エコキュートの国の補助金の対象になりません。
また、上限に事業の予算が達すると、申請期限が早くなることがあります。エコキュートの国の補助金は、予算の上限(100%)に達すると申請受付が終了します。
そのため、予算が2024年12月31日以前に上限(100%)になると、エコキュートの国の補助金の申請がそのタイミングでできなくなります。エコキュートの国の補助金の予算はトータル額が580億円の予定ですが、現在はエネルギー価格の高騰などで、光熱費が低減できるエコキュートの交換を検討する方が多くなっています。
エコキュートの交換を検討しているときは、給湯省エネ事業者に早めに相談するのがおすすめです。
エコキュートの地方自治体の補助金
エコキュートの補助金は、国のみでなく地方自治体でも支給されることがあります。
例えば、東京都のゼロエミポイント事業(https://www.zero-emi-points.jp/)では、エコキュートを都民の方が購入したときに、11,000円分の商品券と1,000円分のLED割引券がもらえます。現在東京都が行っているゼロエミポイント事業の期限は、2024年3月末までになっています。
なお、2024年度の東京都のゼロエミポイントは、まだ決まっていません。
さらに、エコキュートの補助金は、都道府県のみでなく、市区町村でも支給しているところがあります。
例えば、2023年のエコキュートの東京都の区の補助金としては、次のようなものなどがあります。
新宿区(https://www.city.shinjuku.lg.jp/seikatsu/shoenergy.html)
世田谷区(https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/sumai/011/003/d00190129.html)
江東区(https://www.city.koto.lg.jp/380201/machizukuri/kankyo/sedo/30jyosei.html)
杉並区(https://www.city.suginami.tokyo.jp/guide/gomi/syouene/1004921.html)
練馬区(https://www.city.nerima.tokyo.jp/kurashi/shigoto/kankyo/hojo/subsidy_system_top.html)
北区(https://www.city.kita.tokyo.jp/kankyo/jutaku/kankyo/hojo/energy/jose-info.html)
なお、2024年度のエコキュートの補助金の実施予定はまだ決まっていませんが、住んでいる自治体に確認してみましょう。また、それぞれの地方自治体によって、エコキュートの補助金の条件や申請方法などが違います。地方自治体のエコキュートの補助金を希望するときは、必ず前もって窓口に確認してください。
まとめ
ここでは、2024年のエコキュート補助金について知りたい方へ、エコキュートの国の補助金の概要、エコキュートの国の補助金がもらえる条件、国の補助金がもらえるメーカーのエコキュート、エコキュートの国の補助金の申請方法、エコキュートの国の補助金の申請期限、エコキュートの地方自治体の補助金についてご紹介しました。
業者は、エコキュートを交換するときの補助金の相談にのっています。エコキュートを交換したいが国や地方自治体の補助金がもらえるかわからないなどの疑問があるときは、ぜひ業者に相談しましょう。
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