【必見】エコキュートの水抜きでお困りな方へ

2023年2月10日

最新版エコキュートの水抜きでお困りな方へ

 

エコキュートの水抜きは、必ず必要なお手入れの一つです。

しかし、エコキュートを使い始めてから全く水抜きをしていない方も中にはいるのではないでしょうか。エコキュートの水抜きをしないと、トラブルが特に発生していなくても、知らない間にトラブルの要因を作っているかもしれません。

ここでは、最新版エコキュートの水抜きでお困りな方へ、エコキュートの水抜きが大切な理由、水抜きのメリットや方法、注意することについてご紹介します。

 

最新版エコキュートの水抜きでお困りな方へ

 

エコキュートの水抜きが大切な理由

ここでは、エコキュートの水抜きが大切な理由についてご紹介します。

 

貯湯タンクユニットの中に不純物が溜まる

エコキュートは、貯湯式の電気給湯器です。ヒートポンプユニットでお湯を沸かして、沸かしたお湯は貯湯タンクユニットに貯めておきます。

エコキュートに使う水道水はきれいなものですが、カルシウムやナトリウム、カリウムなど、不純物がごくわずかに含まれています。

そのため、貯湯タンクユニットの水抜きを行わないと、貯湯タンクユニットの内部に不純物がだんだん溜まってきます。

しかし、貯湯タンクユニットの水抜きを行うことによって溜まっている不純物が排出され、よりきれいなお湯が使えるでしょう。

 

汚れが浴槽のお湯に浮く

長期間貯湯タンクユニットの水抜きを行わないと不純物が固まって、お風呂の湯はりのときに汚れとして流れ込むようになります。

そのため、汚れが浴槽のお湯に浮いてきたなく見えるようになります。また、嫌な臭いがしたり、フィルターが詰まる要因になったりすることもあるでしょう。

新しくお風呂の湯はりをしたにも関わらず、浴槽に湯垢のようなものが浮いていたり、何となく嫌な臭いがしたりするようなトラブルが発生する前に、貯湯タンクユニットの水抜きを定期的に行いましょう。

エコキュートのトラブルではないかというようなときでも、貯湯タンクユニットの水抜きを行うのみで、トラブルが一気に解消するようなこともあります。

 

黒いゴミがお湯に混じる

エコキュートを使い始めてから年月が経つと、エコキュート自体に問題がなくても、内部の部品がだんだん劣化していきます。特に、配管の接続箇所に使っているゴムパッキンは、経年劣化しやすいものです。

ゴムパッキンが経年劣化すれば、お湯の中に剝がれた一部が黒いゴミとして混じることもあります。しかし、貯湯タンクユニットの水抜きを行うことによって、黒いゴムパッキンから出たゴミが除去できるでしょう。

貯湯タンクユニットの水抜きを行っても黒いゴミがお湯に混じるときは、ゴムパッキンが経年劣化しているため、部品を交換する必要があるでしょう。

また、エコキュートの寿命の目安である使い始めてから10年間~15年間くらい経っているときは、エコキュートの交換を検討するのがおすすめです。

 

エコキュートの寿命が短くなる

お湯の中に汚れや不純物が含まれていると、浴槽のふろ循環アダプターのフィルターが詰まる要因になります。

浴槽のふろ循環アダプターのフィルターは、浴槽の中のお湯も通るため、皮脂汚れなどが溜まりやすくなります。

なお、追いだき配管(ふろ配管)から貯湯タンクユニットの中には逆流しないため、貯湯タンクユニットの中まで汚れることはありません。

しかし、浴槽のふろ循環アダプターのフィルターが詰まればお湯の循環が悪くなって、エコキュートに負荷がかかります。

そのため、エコキュートの寿命が短くなったり、トラブルが発生したりする要因になります。また、エコキュートの運転効率も悪くなるため、余計に電気代がかかることもあります。

 

エコキュートの水抜きのメリット

エコキュートの水抜きは面倒であると思っている方も多くいるでしょう。しかし、エコキュートの水抜きは、メリットが多くあるため、ぜひ行いましょう。

例えば、定期的にエコキュートの水抜きを行うと、いつでもお湯がきれいになります。きれいなお湯で顔や体を洗うと、洗顔やバスタイムが気持ちよくなり、リフレッシュすることができるでしょう。

また、エコキュートの水抜きを行うと、エコキュートの寿命を延ばすこともできます。エコキュートは10年間~15年間くらいの寿命といわれていますが、適切に使わなければ当然寿命が短くなります。

水抜きなどのお手入れを適切に行うと、エコキュートが寿命になるまで十分に使えるでしょう。また、貯湯タンクユニットの中のお湯や水は、生活用水として非常時に使えます。

そのままでは飲むことができませんが、沸かすと飲むことができるのはメリットでしょう。

しかし、お湯が汚れているときは、飲むことができません。万一のときのために、できるだけ貯湯タンクユニットの中をきれいに維持することが大切です。

 

エコキュートの水抜きの方法

ここでは、エコキュートの水抜きの方法についてご紹介します。なお、自分でエコキュートの水抜きができるか不安な方もいるのではないでしょうか。

このような方は、有料になりますが、メーカーあるいは業者にエコキュートの水抜きを頼みましょう。

 

追いだき配管の水抜きの方法(フルオートタイプのエコキュートのみ)

ここでは、追いだき配管の水抜きの方法についてご紹介します。ここでご紹介するような方法で、追いだき配管の中に溜まっていた汚れが、浴槽の中に水と一緒に排出されます。

後は、浴槽のふろ循環アダプターのフィルターを古い歯ブラシなどで清掃すると、追いだき配管の中にフィルターに付いている汚れが混じることもありません。

しかし、酷い汚れで、お風呂の湯はりをしたときに汚れが再度出てくるときは、配管を再度洗浄しましょう。

追いだき配管の水抜きの方法は機種によって違うため、詳細についてはエコキュートの取扱説明書をチェックしましょう。

まず、風呂の自動運転を止めて、お湯を浴槽に溜めます。このときは、浴槽のふろ循環アダプターより10cm以上高くなるようにお湯を溜めてください。

そして、洗浄剤を浴槽に入れます。洗浄剤としては、ジョンソン株式会社の「ジャバ」がおすすめです。

次に、お湯を溜めたままでリモコンの「メニュー」のボタンを押します。「ふろ配管洗浄」を「▲」「▼」のボタンで選んで、「決定」のボタンを押してください。「決定」のボタンを押すと、「配管を洗浄します/配管洗浄中…」とリモコンに表示されます。

洗浄が終わると、浴槽のお湯を全て抜いてください。

次に、配管をすすぎます。水栓から浴槽に水を溜めます。水位は、浴槽のふろ循環アダプターから10cmくらい高くなるようにします。

再度、お湯を溜めたままでリモコンの「メニュー」のボタンを押します。「ふろ配管洗浄」を「▲」「▼」のボタンで選んで、「決定」のボタンを押してください。「決定」のボタンを押すと、「配管を洗浄します/配管洗浄中…」とリモコンに表示されます。

この後、配管を15分間くらいすすいでください。

 

貯湯タンクユニットの水抜きの方法

貯湯タンクユニットの水抜きは、作業をエコキュートの周りで行う必要があります。マイナスドライバーやプラスドライバーなどが必要になるため、前もって準備しておきましょう。

作業するときは、貯湯タンクユニットの下部の脚部カバーは取り外したままで行ってください。貯湯タンクユニットのカバーの中にある漏電遮断器を切ります。

なお、漏電遮断器の場所が機種によって違うため、エコキュートの取扱説明書をチェックしてください。給水配管の途中にある給水側止水栓を閉めて、万一のときに水が出ないようにします。

貯湯タンクユニットの上部の点検カバーを開けて、手前に中にある逃し弁のレバーを起こしてください。排水栓を開けて、水を2分間くらい出して貯湯タンクユニットの中の汚れを洗い流します。

排水した後、排水栓を閉めます。

次に、給水側止水栓を開けて、排水口(排水ホース)からお湯や水が勢いよく出ることをチェックします。特に、空気が混じっていないかをチェックしてください。

元に逃し弁のレバーを戻して、漏電遮断器を入れます。脚部カバーを取り付けると、貯湯タンクユニットの水抜きは終わりです。

作業しているときに水が勢いよく飛び出ることがあるため、びっくりすることがあるかもしれません。しかし、溜まっている汚れや不純物をこの水の勢いで取り除くため、排水栓の開き具合をコントロールする必要はありません。

作業としては困難なものではありませんが、自分で行うのが不安なときは、有料になりますが、メーカーあるいは業者に頼みましょう。

なお、溜まっている汚れや不純物を簡単に取り除くための水抜きであれば1分間~2分間くらいで問題ありませんが、完全に水抜きするためには1時間以上かかることがあります。

完全に水抜きする必要があるのは、例えば、エコキュートを長期間に使わないようなときです。長期間エコキュートを使わないときは、貯湯タンクユニットの中の水が腐っていることがあります。

そのため、貯湯タンクユニットの中の全ての水を抜いてから、再度満水にしてください。

 

エコキュートの水抜きの頻度の目安

エコキュートの水抜きの頻度の目安は、半年間~1年間に1回です。貯湯タンクユニットや配管の中は目で見ることができないため、どのくらい汚れているかをチェックすることができません。

しかし、そのままにしておくと、知らない間にきたないお湯を使うようになったり、エコキュートの寿命が短くなったりします。

そのため、定期的にエコキュートの水抜きを行うように習慣をつけるようにしましょう。例えば、エコキュートの水抜きは夏季休暇や年末年始などに行うというようなスケジュールを検討しましょう。

覚えておくことができないときは、水抜きの予定日をアプリのスケジュール機能を使ってスマホで管理したり、カレンダーに書いておいたりするような方法がおすすめでしょう。

 

最新版エコキュートの水抜きでお困りな方へ

 

エコキュートの水抜きで注意すること

ここでは、エコキュートの水抜きで注意することについてご紹介します。

 

水が勢いよく飛び出ることがあるために注意する

エコキュートの水抜きのときは、給水栓や給湯栓、止水栓を操作することがあります。このときは、場合によっては水が勢いよく飛び出ることもあるために注意しましょう。

温度設定によっては、熱湯が飛び出て火傷するときもあります。注意してエコキュートの水抜きを行うと、このようなトラブルが防止できるため、慌てないで確実に作業を行うことが大切です。

例えば、前もってエコキュートの水抜きの方法をまとめてメモしたり、メーカーの動画を見たりしながら作業するようにしましょう。

 

冬のシーズンに氷点下になるようなときはエコキュートの水抜きを行わない方がいい

エコキュートの水抜きは、少なくとも気温が氷点下にならない環境で行いましょう。エコキュートの貯湯タンクユニットやヒートポンプユニットは、水抜きをしているときに凍結することがあります。

凍結するとエコキュートの運転に影響があるため、特に冬のシーズンの水抜きのときは注意する必要があります。

冬のシーズンにエコキュートの水抜きを行うときは、可能な限り暖かい昼間のような時間帯を選ぶようにしましょう。

寒冷地で雪が積もるようなところでは、外気温が氷点下になる時期を避けて、エコキュートの水抜きの計画を立案するのがおすすめです。

 

エコキュートの水抜きを長年行っていないときは業者に頼む

エコキュートを使い始めてから数年間経つが、全く水抜きをしていないような方もいるでしょう。長年エコキュートの水抜きをしていないときは、一度水抜きを行っても溜まっている汚れや不純物を完全に取り除けないことも多くあります。

このように数年間エコキュートの水抜きを行っていないときは、業者に頼むのがおすすめです。業者に頼むと貯湯タンクユニットの中がきれいになるのみでなく、一緒に点検もしてくれます。

このときに、エコキュートの修理が何らか必要になることもあります。エコキュートの寿命は10年間~15年間くらいといわれているため、場合によっては修理しないで交換することを検討するのもいいでしょう。

 

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まとめ

ここでは、最新版エコキュートの水抜きでお困りな方へ、エコキュートの水抜きが大切な理由、水抜きのメリットや方法、注意することについてご紹介しました。

エコキュートの水抜きは、使うお湯がきれいになり、エコキュートの寿命が延びるために大切なものです。

また、災害が発生したときに、非常用水としてエコキュートの貯湯タンクユニットの中のお湯や水を使いたいときは、水抜きが大切になります。

水抜きの方法は、エコキュートの取扱説明書をチェックすると簡単に初めてのときでもできるため、ぜひ試してみましょう。

エコキュートの水抜きの頻度は、半年間~1年間に1回くらい、計画的に行うのがおすすめです。水抜きを行っても度々汚れが出るときは、エコキュートの寿命になっている可能性があります。

エコキュートを交換するときは、業者に相談しましょう。

 

エコキュート、修理、交換設置について
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