比較/IHコンロ&ガスコンロ
2020年7月31日
キッチン、日々のお料理においてコンロは重要ですよね。
最近はIHコンロの普及率が上昇しており、今では25%以上がIHコンロがシェアを誇っております。
IHコンロとガスコンロの比較をしてご自身に合うのはどちらか確認していただけるようにして参ります
IHコンロはIHクッキングヒーターともいい、電磁誘導加熱のことを指します。
火を使わないのでガス代ではなく、電気代を支払うことになるので注意が必要です。
料金比較
都市ガス1㎥は140円となり、1メガジュールあたりの単価は3.1円となり熱効率は約50パーセントになります。
LPガス1㎥あたり640円となり、1メガジュールあたりの単価は6.4円となり同じく熱効率は約50パーセントになります。
電気1kwhあたり30円となり、これを1メガジュールあたりの単価にすると8.3円となり熱効率は約85パーセントになります。
LPガスは地域によって値段が大きく変動するので注意が必要です。
契約しているプランや条件などによって金額は変動してくるので正確な数値を出すには別途産出が必要です。
比較するとIHコンロは断トツで金額が高く見えてしまうのですが、一番重要なのは熱効率です。
いきなり結論から入りますが、光熱費で比較した場合都市ガス>IHコンロ>LPガスといった順になるのです。
金額だけで選んでしまうと思わぬ落とし穴があるのでIHのメリットデメリットをしっかりと把握した上で検討しなければなりません。
メリット 安全性
ガスコンロはガスに火をつけることで加熱をしますが、IHコンロは電気を使用して加熱するため安全性が高いです。
今はガスコンロも自動で消火する商品は多くありますが、消し忘れからの火災リスクを軽減させることも可能です。
ただし、調理後の天板は熱くなっているので注意が必要です。
メリット 掃除
IHコンロは五徳がなく天板がフラット構造になっているため、調理中に食べ物をこぼしたとしても拭くだけで掃除ができます。
五徳がないと見た目もすっきりしているのでキッチンを広く見せることもできます。
メリット 熱
夏場に料理をするだけで汗をかいて嫌という方も多いのではないでしょうか。
扇風機を付けたくてもガスコンロだと火が消えてしまうリスクもあります。
IHコンロでは冷房や扇風機の風により火が消えるという心配はありません。
鍋自体を発熱させる仕組みなので周囲の温度への影響もほとんどない上に空気を汚すこともないのです。
メリット 熱効率
火が目に見えないので火力が弱い、調理に時間がかかるイメージを持たれている方もいらっしゃると思います。
実はガスコンロの熱効率が約50%に対してIHコンロは約90%と倍くらいの差があります。
周りの温度まで上げてしまう火よりも鍋自体を発熱させるほうが効率的だからという理由になります。
調理時間が短くなるのは大きなメリットといえるのではないでしょうか。
デメリット 専用調理器具
IHコンロ用の調理器具が必要となります。
IH対応の表記があるものを探して購入しなければなりません。
持っているものがIHコンロ対応か確かめたいときは磁石を使うのが一番簡単な確認になります。
鍋底の外側に磁石がくっつけばIH対応となります。
デメリット 調理方法制限
IHコンロは激しくフライパンを振る調理は向きません。
天板と直接触れている部分から熱が伝わる構造なので天板から離して振るような料理は熱効率が下がってしまいます。
天板がガラスなので割れやすく、思い切りフライパンを振ってしまって壊れることもあります。
天板にヒビが入ってしまった場合は火災・感電の恐れがあるため、早急に修理をする必要があります。
デメリット 火加減微調整
ボタン操作で火力の調整を行えるIHコンロですがもとから段階が分けられているため、細かい火加減の調整は難しくなっています。火力が目に見えないためIHを初めて使用する際には数値をみて感覚をつかんでいくことになります。
契約見直し
やはりどうしても料金が気になるという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
現在契約している会社や料金プランの見直しも一つの手になります。
電力自由化と都市ガス自由化が始まり自由に電力・ガスの契約会社を選べるようになりました。
現在では多くの企業が電力・ガスの供給を行って様々な料金プランが打ち出されています。
ガスとセットでお得だったり時間によってお得だったりとプランの種類は様々になります。
今の料金で選択肢を狭めず自分の生活に合った料金プランに見直すことによって、より光熱費を抑えてみましょう。
最新記事