エコキュートのリースが気になる方へ
2023年12月30日
エコキュートは、イニシャルコストが高いためにリースにしようか迷っている方もいるのではないでしょうか。
ここでは、エコキュートのリースが気になる方へ、エコキュートのリースとは?エコキュートのリースのメリット、エコキュートのリースのデメリット、エコキュートはリースだけでなく買取も可能についてご紹介します。
Contents
エコキュートのリースとは?
エコキュートを交換する方法としては、買取とリースがあります。リースは、リース会社からエコキュートを借りるものです。借りるということでも数週間だけレンタルするということではなく、リースの契約期間は長期間の半年間〜10年間になります。
ここでは、エコキュートのリースとは?についてご紹介します。
エコキュートのリース代
エコキュートのリース代は、基本的に月額制であり、毎月5,000円くらいになることが多くあります。このエコキュートのリース代は、家庭で一般的に普及しているフルオートタイプのケースですが、主として次のような条件で決まります。
エコキュートの機種
貯湯タンクの容量
リース代は、給湯専用タイプ、オートタイプ、フルオートタイプのエコキュートの順に高くなり、貯湯タンクの容量が大きくなるほど高くなります。
エコキュートのリース期間
エコキュートのリース期間は、主として5年間、8年間、10年間、12年間になります。なお、リース会社の多くは、リース期間を10年間に設定していることが多くなっています。というのは、エコキュートの寿命の目安の最短が10年間になっているためです。
リース会社によってはリース期間が8年間〜12年間などと選べますが、短いリース期間になると毎月のリース代がその分高くなります。
リースできるエコキュートの機種
リースできるエコキュートの機種は、リース会社や住んでいる地域によって違いますが、基本的に最新タイプのものもあります。
リースできるエコキュートの機種は、リース会社のホームページでもチェックすることができますが、最新タイプのものなどは更新されていないことがあります。
そのため、欲しいエコキュートの機種があるときは、直接リース会社に問い合わせする方がいいでしょう。なお、自分の意見のみでエコキュートの機種を決めるのはリスクがあります。
希望するエコキュートの機種を伝えながら、欲しい貯湯タンクの容量や機能などを伝えてリース会社にアドバイスしてもらいましょう。
エコキュートのリースの審査
エコキュートをリースするためには、リース会社の審査が必要です。審査は非常に簡単で、必要事項を審査申込書に書いてリース会社に提出するのみです。リース会社によって審査基準は違いますが、支払い能力の有無が最も重視されます。
エコキュートのリースは、毎月のリース代だけでなく、初めに一部の工事費用を負担する必要があることがあります。審査のときは、遅滞なくこのような費用を支払うことができるかが大切です。
そのため、契約する人が多重債務者である、定職に就いていない、70歳以上であるなどのときは、審査に受からないことも考えられます。
また、賃貸物件の住居である、エコキュートの設置スペースがないなどのために、エコキュートのリースの申し込みができないこともあります。
エコキュートのリースのメリット
エコキュートのリースは、自分の持ち物になりませんが、人によっては多くのメリットもあります。ここでは、エコキュートのリースのメリットについてご紹介します。
イニシャルコストが抑えられる
エコキュートのリースのメリットは、イニシャルコストが抑えられることです。エコキュートを買取するときは、本体価格と工事費用がかかります。この費用は、エコキュートの機種や業者などによって違いますが、最低でも35万円以上はかかるでしょう。
このような費用は、一括で支払ったり、分割でクレジットカードなどで支払ったりする必要があります。
しかし、エコキュートのリースのときはまとまった費用が準備できなくても、審査に受かると毎月決まったリース代を支払うことによってエコキュートを使うことができます。そして、エコキュートのリースは、本体価格のみでなくほとんど工事費用もかかりません。
そのため、まとまった費用が準備できないときは、エコキュートのリースの方がメリットがあります。なお、リース会社や契約内容によっては、一部のエコキュートのイニシャルコストを負担する必要があることがあります。
また、配管を延長するなど、追加工事が必要なときは、費用を負担する必要があることもあります。イニシャルコストの負担の有無については、前もってリース会社に十分に確認しておきましょう。
修理費用がかからない
エコキュートのリースのメリットは、修理費用がかからないことです。エコキュートを買取したときは、メーカーの無償保証期間内でなければ修理費用がかかります。
エコキュートの無償保証期間は、メーカーや部品によって違いますが、1年間〜5年間くらいです。また、メーカーの有料の延長保証に入る、あるいは業者の有料の延長保証に入るなどで、保証期間を8年間〜10年間に延ばすこともできます。
しかし、保証期間外は修理が有料になり、自然災害によるエコキュートのトラブルは保証範囲外になります。一方、エコキュートのリースのときは、毎月5,000円くらいのリース代を支払うことによって修理費用が無料になります。
また、風水害や落雷、火災というようなメーカーでは保証してくれないときでも、修理が無料になるリース会社もあります。
エコキュートは屋外設置であるため、無償修理の対象に自然災害もなっているのは大きなメリットでしょう。なお、津波や地震によるエコキュートのトラブルは保証対象外になります。
また、利用する人がエコキュートを故意に壊したときも保証対象外です。このようなときは、利用する人がエコキュートの修理費用を負担する必要があることを把握しておきましょう。
運営会社が電力会社の大手のグループ企業が多い
エコキュートのリースのメリットは、運営会社が電力会社の大手のグループ企業が多いことです。エコキュートを買取するときは、家電量販店や専門の業者、リフォーム業者、地元の電気屋などに頼む必要があります。
そして、安くエコキュートを購入するのであれば専門の業者がおすすめですが、専門の業者もいろいろあります。
しかし、エコキュートのリースは、リース会社が電力会社の大手のグループ企業であるために信頼できます。
電力会社の大手のリースを行なっているグループ企業としては、次のようなところがあります。
東京電力のグループ企業はTEPCOホームテック株式会社(エネカリ)
関西電力のグループ企業はかんでんEハウス株式会社(かんでんEリース)
中国電力のグループ企業は株式会社エネルギア・ソリューション・アンド・サービス(@電化パック)
四国電力のグループ企業は四電エナジーサービス株式会社(eライフサポート)
九州電力のグループ企業は九電スマートリース
このように、エコキュートのリースは、電力会社の大手のグループ企業が行なっているために安心です。
資産管理の負担が軽くなる
エコキュートのリースは、資産管理の機器の管理や廃棄などの負担が軽くなります。基本的に、持ち家のときはほとんどエコキュートを買取する方が安くなります。
しかし、賃貸に住んでいる方などは、資産をいつでも売却できるようにしたいこともあるでしょう。このような方は、エコキュートのリースによって資産管理の負担が軽くなるでしょう。
エコキュートのリースのデメリット
エコキュートのリースは、先にご紹介したようなメリットがありますが、デメリットもあります。ここでは、エコキュートのリースのデメリットについてご紹介します。
途中解約ができない
エコキュートのリースのデメリットは、基本的に途中で解約ができないことです。エコキュートのリースは、例えば、契約が10年間であれば10年間が終わるまで解約ができません。
そのため、契約しているときにお金が貯まったために買取しようとしても、契約を続ける必要があります。もしやむを得ず解約するときは、残り期間のリース代や違約金などが発生することがあります。
詳細については、リース会社に問い合わせてみましょう。エコキュートのリースは、しっかりと出口のことも考えておくことが大切です。
トータルコストが買取よりも高くなる
エコキュートのリースのデメリットは、トータルコストが買取よりも高くなることです。エコキュートのリースのメリットはイニシャルコストが抑えられることですが、トータルコストが買取よりも高くなることが多くあります。
例えば、エコキュートのリースの契約が、毎月5,000円で10年間としましょう。このときは、10年間に支払うトータルの金額が60万円になります。
一方、エコキュートの買取の費用は、機種やグレードによっても違いますが、35万円〜ということを考えると、リースの方が高くなります。
そのため、エコキュートを買取して有料の延長保証に入る方が、費用面では安いかもしれません。
エコキュートの機種が限定されることもある
エコキュートのリースのデメリットは、機種が限定されることもあることです。リース会社によって、取り扱っているエコキュートは違います。
基本的に、エコキュートは最新タイプのものなど全ての機種を取り扱っているでしょうが、欲しいものを取り扱っていないこともあります。
そのため、自分で比較検討してエコキュートを決めたときは、買取の方がリースよりも確実かもしれません。
リースが終わった後に返却するケースもある
エコキュートのリースのデメリットは、リースが終わった後に返却するケースもあることです。エコキュートのリースが終わった後のエコキュートの取り扱いは、次のようになります。
リース会社に返却する
エコキュートのリースの期間は、10年間くらいが多く、寿命に近くなります。しかし、まだトラブルも少なくて使えるというようなときは、買取よりも高い費用がかかっているにも関わらず返却するのはもったいないでしょう。
エコキュートのリースのときは、契約期間が終わった後についてもリース会社に詳細に聞いておきましょう。
リース会社が限定される
エコキュートのリースのデメリットは、リース会社が限定されることです。そのため、希望するサービスや条件を提供しているリース会社が見つからないこともあります。
なお、エコキュートのリースは、次のような電力会社などが提供しています。
東京電力
中部電力
関西電力
九州電力
また、エコキュートのリース会社としては、メーカーの三菱、パナソニック、ダイキンなどが提携しているところもあります。エコキュートのリース会社は、地域やメーカーによって違います。
そのため、住んでいる地域や希望するメーカーを考えて、エコキュートのリース会社を選ぶことが大切です。なお、エコキュートのリースプランや最新の情報については、それぞれのリース会社のホームページやお問い合わせ窓口でチェックしてください。
また、エコキュートのリースを検討するときは、サポート体制や契約条件なども十分に比較検討して、自分に最も適したリース会社を選びましょう。
エコキュートはリースだけでなく買取も可能
エコキュートは、リースだけでなく買取もできます。エコキュートのリースを検討している方は、イニシャルコストについて心配しているのではないでしょうか。
しかし、エコキュートの交換業者は、直接メーカーから仕入れることによって本体価格を抑えています。エコキュートのイニシャルコストで困ったときは、業者に相談するのがおすすめです。
まとめ
ここでは、エコキュートのリースが気になる方へ、エコキュートのリースとは?エコキュートのリースのメリット、エコキュートのリースのデメリット、エコキュートはリースだけでなく買取も可能についてご紹介しました。
エコキュートは、買取だけでなくリースを選ぶこともできます。エコキュートのリースは、イニシャルコストが抑えられる、基本的に修理費用がかからないなどというようなメリットがあります。
そのため、まとまったお金が準備できないときは、エコキュートのリースがおすすめです。しかし、エコキュートのリースは、基本的に途中で解約ができない、トータルの費用が買取よりも高くなるというようなデメリットがあることを把握しておく必要があります。
エコキュートのリースは、人によっては非常にメリットがありますが、十分に内容を把握しておくことが大切です。
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